ストロベリー(イチゴ)のミルクセーキ

ミルクセーキmilk shake)は、牛乳甘味料などを加えて作る乳飲料の種類。

作り方

ミルクセーキの製法はいくつかある。

  • シェイカーを用いて作る方法
  • ミキサーを用いて作る方法
  • 泡だて器 とボウルを用いて作る方法

いずれの方法でも、材料(種類によって違うので後述)を攪拌して作る。また、冷やして飲むためにと一緒に攪拌することもある(この場合、氷の融解を計算に入れ、牛乳を用いずに 練乳 を用いることもある)。

種類

フレンチスタイルとアメリカンスタイル

牛乳、卵黄砂糖、 バニラエッセンス を混ぜて作るものは「フレンチスタイル」と呼ばれる。牛乳を用いずに、 コンデンスミルク と細かく砕いた氷(クラッシュアイス)を用いる場合もある。

牛乳アイスクリーム、砂糖、バニラエッセンスを混ぜて作るものは「アメリカンスタイル」と呼ばれる。チョコレートシロップ果物のシロップを混ぜることも多く、こちらはシェーキシェークシェイク)とも呼ばれる。マックシェイクなどの製品名で知られるものは、これである。アイスクリームの分量が牛乳よりもはるかに多いため、半ば凍った状態で供されることが多く、フレンチスタイルのミルクセーキよりもカロリーが高い。

なお、「フレンチスタイル」「アメリカンスタイル」のどちらも、日本国内においては総称として、ミルクセーキ(英語のmilk shakeに由来)と呼ばれる傾向がある。

カクテルとして

エタノールを含まないノンアルコールカクテルの1つとして作られる。上記にもある通り、日本ではなまってミルクセーキと呼ばれるようになったので、バーでもミルクセーキと呼ばれる。元々はバーテンダーなどがシェーカーでシェークして作っていたためにShakeと付くものの、現在ではミキサーで作るようになった。

標準的なレシピ

  • 牛乳 = 120ml
  • 砂糖 = 2tsp
  • 鶏卵(全卵) = 1個
  • バニラエッセンス = 数滴
  • クラッシュド・アイス(砕いた氷) = 適量

作り方

ミキサーに、牛乳、砂糖、鶏卵(全卵)を入れ、そこに適量のクラッシュドアイスを加えて混ぜる。それをゴブレット(容量300ml程度)に注げば完成である。

長崎県のミルクセーキ

ツル茶んの長崎風ミルクセーキ

長崎県では、ミルクセーキは砂糖、 練乳 にかき氷を入れてシャーベットにした食べ物である。長崎市の喫茶店が考案したもので、暑い夏に涼めるように開発したものである。

市販品

現行商品

缶飲料

  • カルピス - ほっとミルクセーキ
  • サンガリア - ミルクセーキ
  • ダイドー - こんがりミルクセーキ<宇宙の大冒険>
  • ダイドー - 【復刻堂】森永ミルクキャラメルセーキ
  • ポッカコーポレーション - ちょっと贅沢なミルクセーキ
  • 宝積飲料 - パレード ミルクセーキ(広島と岡山・東京・大阪の一部の100円自販機で見かけることが多い)

ペットボトル飲料

  • サンガリア - おいしいミルクセーキ

ファストフード

  • マクドナルド - マックシェイク
  • ロッテリア - ロッテシェーキ
  • モスバーガー - モスシェイク
  • ミスタードーナツ - リッチシェイク

製造販売終了商品

  • 永谷園 - 当初はバナナいちごメロンの3種類が発売され、後にココアが加わった。
  • ポッカコーポレーション
  • ビーボフーズ - 1981年発売。倒産により、発売中止。
  • 大塚食品 マイクロマジックシェイク - アメリカンスタイルの冷凍ミルクセーキ。電子レンジで解凍して飲むのが大きな特徴。

出典


この記事では、Creative Commons Attribution-Share-Alike License 3.0の下に公開されているWikipediaの記事ミルクセーキの資料を使用しています。