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プリンセス・メアリー(Princess Mary)とは、ジンベースカクテルのひとつ。クリーミーな甘口で食後向き。
1921年に刊行された ハリー・マッケルホーン による『ABC of Mixing Cocktails』にプリンセス・メアリーが掲載されている。『ABC of Mixing Cocktails』では、「1922年2月のイギリス王ジョージ5世の王女 メアリー の結婚式のためにマッケルホーン自身が考案した(introduced by myself in honour of Princess Mary's Wedding to Lord Lascelles, Feb, 1922)」と書かれている。
一方、ブラッディ・マリーの名の由来ともなったイギリス女王メアリー1世にちなんでいるとの説もある[ 要出典 ]。
メアリー王女の結婚にちなんで作られたカクテルにはロンドンのサヴォイ・ホテルの「アメリカン・バー」のバーテンダー ハリー・クラドック が考案した「プリンセス・メアリーズ・プライド」(Princess Mary's Pride)という物もある。こちらはカルヴァドスをベースとし、デュボネとドライ・ヴェルモットを加えたものである。
1930年に刊行された『サヴォイ・カクテルブック』にもプリンセス・メアリーは掲載されているが、こちらではアレクサンダーでジンの割り合いが生クリームとクレーム・ド・カカオの倍量であるのを、等量に代えたものとして紹介されている。
材料を氷と共に強く シェイク し、カクテル・グラスに注ぐ。好みに応じてナツメグをかける。
レシピによってはナツメグは省略されることもある。ナツメグはこのカクテルが供され始めた頃の日本ではまだ乳製品が一般的でなく生クリームの匂いを嫌う者が多かったため付け加えられたものである[ 要出典 ]。
このカクテルはジンベースのカクテル、アレクサンダーと材料は同じで配合量の異なるバリエーションである。
ジンベースの「アレクサンダー」はジン、クレーム・ド・カカオ、生クリームの割合が1/2、1/4、1/4であるが「プリンセス・メアリー」では1/3ずつになる。