ハーベイ・ウォールバンガー
Harvey Wallbanger.jpg
基本情報
種別 ロングドリンク
作成技法 ビルド
橙黄色
グラス コリンズ・グラス
アルコール度数
度数 14度 - 20度
レシピの一例
ベース ウォッカ
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ハーベイ・ウォールバンガー (Harvey Wallbanger) は、ウォッカベースのカクテルで、冷たいタイプのロングドリンク。なお、スクリュー・ドライバーガリアーノを浮かべたカクテルとも言うことができる。

由来

このカクテルの由来には諸説存在する。

このカクテルを飲んだ後、ハーベイという者がふらふらになって壁にぶつかったことが、カクテル名の由来だという説がある 。 しかし、ハーベイが飲んだ酒は不明だが、ハーベイは壁にぶつかったのではなく、頭を壁にぶつけたのだという説もある 。

さらに、ハーベイが サーファー であったという説と セールスマン であったという説があるのだが、この時、サーファーであったにしてもセールスマンであったとしても、酔って壁に頭をぶつけたことには変わりは無いとする説もある 。 ところがサーファー説には、カリフォルニア州のサーファーであったハーベイが、大会に負けたか勝ったかは不明だが、ヤケ酒にしろ祝い酒にしろ、大量の酒を飲み、酔ったハーベイが壁を叩きながら帰ったので、彼が「壁叩きのハーベイ(=ハーベイ・ウォールバンガー)」と呼ばれるようになったからという説もある 。 なおセールスマン説には、ただ単に頭をぶつけたのではなく、売込み中の一幕が関係しているという説もある。それによると、ガリアーノのセールスマンであったハーベイは、バーでこのカクテルを作りふるまう時、彼は自分でもこのカクテルを飲んで酔っ払い、頭をぶつけながらセールスして回ったから、このカクテルがハーベイ・ウォールバンガーと呼ばれるようになったのだという 。

ただ、いずれにしても、ハーベイという人物がカクテル名の由来となっており、ハーベイという人物名を冠していることは共通している。

標準的なレシピ

  • ウォッカ:45ml
  • オレンジ・ジュース:適量
  • ガリアーノ:2tsp

作り方

を入れたゾンビ・グラス(コリンズ・グラス)(容量300〜480ml程度)に、ウォッカとオレンジジュースを入れてステアする。そこにガリアーノをフロートさせれば完成である。なお、グラスにオレンジを飾ることもある。

備考

  • 好みでウォッカやガリアーノの量を変えることがある。その場合、ウォッカは30~45ml程度、ガリアーノは1~2tsp程度とするレシピもある。
  • グラスは、タンブラー(容量240〜300ml程度)を用いることもある。

バリエーション

  • ガリアーノを入れなければ、「スクリュー・ドライバー」となる。
  • ベースのウォッカをテキーラに替えると、「カクタス・バンガー」となる。カクタス・バンガーはシャンギロンゴにガリアーノを浮かべたカクテルと考えることもできる。

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